投資家としては空売りが吉と予測していた村上春樹のノーベル文学賞
tousi-hajimetai.hatenablog.com
その時の記事がこちら。
この記事では、過去5年間で、2つの出版社の株価の推移をみただけですが、10月中に株価が下落している確率が80%と見事に村上春樹ショックは存在していて、それによって利益を出すためには出版社・書店の株を空売りしておくのがよいのではないか、とお話をさせてもらいました。
そして、ことしもやっぱり(笑)村上春樹はノーベル文学賞をとれず、意外にもボブ・ディランが受賞することになりました。
さて、村上春樹・ノーベル文学賞落選による株価への影響はいかに!?
まずは三洋堂ホールディングス(3058)
見事にズドン!と株価が下がってしまっています。
ノーベル文学賞の受賞者が発表されたのが10月13日(木)の夜でした。三洋堂ホールディングス(3058)のこの日の終値は1005円。しかし、その次の10月14(金)の始まり値は975円と3%減、最安値は966円の約4%減まで株価が下がりました。週明けの月曜日ではやや株価が上昇していますが、やはりノーベル文学賞発表前に空売りをしておけば利益が出るという結果になっています。
お次は、丸善CHIホールディングス(3159)
丸善も同様に村上春樹のノーベル文学賞落選を機に5%ほど株価が下がってしまっています。10月13日(木)の終値は381円だったのが、翌14日(金)の始まり値は361円、最安値は353円と最大で8%も株価が低下しました。やはり、こちらも村上春樹のノーベル文学賞落選は大きな影響があったようです。
来年こそは村上春樹祭りに参加したいところ!
ちなみに、13日(木)から14日(金)にかけての日経平均株価は13日の終値が16774円で、14日(金)の終値が16856円なので、日本全体としては上昇傾向にありました。それにもかかわらず、出版社の株価が最大で8%も下がっているというのはやはり村上ショックの影響が強かったと言えそうです。
残念ながら、僕はこんな記事を書いておきながら予算制約上、空売りができなかったので儲けることができなかったのですが、来年はぜひともこの村上春樹祭りに参加したいところです。