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隠れた優良企業!空調大手「ダイキン工業」の事業戦略とその将来性は?

そもそもダイキン工業ってどんな会社だろうか?

ダイキン工業(6367)は、エアコンの製造や販売といった空調事業が売上の9割を占めるまさにエアコン企業です。2015年度の連結売上高は2兆437億円で、営業利益は2178億円となっており、営業利益率にすると10%を超える高い水準を達成しています。しかも、3期連続で売上高と利益ともに最高額を達成しており、今後もますますの成長が期待できる企業です。

 

 

主力の空調事業では、世界市場ではダイキン工業と、米キャリア社の2社が最大手ですが、特に産業用エアコンではダイキンはトップシェアと取っています。また、ダイキンは海外に積極的に進出していおり、中国などでも圧倒的なブランド力をもっています。例えば、日本では通常エアコンは部屋の上側に取り付けてあり、目立たないように設置することが普通なのですが、中国ではダイキン製だとわかるように、ロゴも大きくしてあり、また部屋のど真ん中に設置する富豪が多いといわれています。このように、ダイキンブランドは中国でもかなり大きな力を持っています。

 

では、ダイキンの成長性はまだまだあるのか?

結論から言えば、ダイキンは今後もますます成長していく可能性が高い企業だといえるでしょう。先ほど、ダイキンの売上高の9割は空調事業だと言いました。たしかに、日本ではエアコンが設置していない家庭や公共施設はほとんどありません。そのため、日本国内で見れば、ダイキンは買い替え需要ぐらいしか当てにすることはできないという状況です。

 

しかしながら、目を世界に向けると、新興国などではまだまだエアコンが普及していない地域が多くあります。こうした新興国が経済発展すればするほど、エアコンも普及し、その結果としてエアコン2大メーカーの一角であるダイキンの売上も伸びていくということになることが見込まれます。

 

株主にとっては優しい会社なのか?

ダイキン工業が利益率も、成長性も高い優良企業であることは分かっていただけたと思います。しかし、どれだけ優良企業でも株主をないがしろにするような経営をしている企業に投資をしても、投資家としては旨味がありません。

 

しかし、ダイキン工業はそうした株主を無視するような企業では全くありません。というのも、ダイキンは株主への配当を2013年3月期の36円から、2016年の3月期には120円にまで伸ばしているなど、株主への利益還元策を充実させてきている企業だからです。

 

2016年9月の時点で、ダイキンの株価は9000円ほどで、単元株は100株となっているので、90万円ほどの投資資金が必要になる計算です。ただ、成長性・利益率・株主への利益還元と3拍子揃っている企業なので、今のバブルがはじけて株価が大幅に下がったあたりで買っておくというのも検討してもよい企業でしょう。